‘問題になった点’ カテゴリーの記事一覧

30代女性 賠償金約450万円獲得

事故状況

優先道路を走行中、相手方車両が一時停止を無視して飛び出し衝突。

争点

休業損害、後遺障害等級、慰謝料、逸失利益

事務所の活動

被害者請求、異議申立、交渉

解決のポイント

事故直後から受任し、最終的な解決までサポートさせていただいた案件になります。
ご依頼者様は会社役員でしたが、見た目上休業が無いために「休業補償は出ない」と保険会社に言われてしまっていましたが、兼業主婦であり、怪我によって家事に支障が出てしまっていることから、示談交渉時には主婦休損の請求を行いました。
主婦休損は、示談交渉の段階ではその損害額について大きな争いが生まれやすいポイントですが、本件は、主婦休損も含めたトータルの額について、裁判基準のおよそ91%の金額で示談することができました。後遺障害の申請についても、初回の請求は非該当となってしまいましたが、異議申し立てを行い、ご本人の残存する症状や医学的根拠を示す為、医師面談などを丁寧に行った結果、14級9号が認定されるに至りました。ご本人の診察時においては、主治医の先生は後遺障害の存在に否定的な意見を持っていましたが、弁護士がご本人に代わって主治医の先生と対話し、丁寧な対応を心掛けた結果、協力を得られたことも大きなポイントでした。

30代男性 賠償金約110万円増額

事故状況

信号のある交差点で停車中に追突された。相手方は携帯電話を操作中だった。

争点

逸失利益、慰謝料

事務所の活動

交渉

解決のポイント

事前認定で後遺障害等級第14級9号の認定を受けていたものの、保険会社からの賠償提示が低いと感じ依頼をいただいた案件です。保険会社からの提示内容は、傷害慰謝料後遺障害慰謝料後遺障害逸失利益の3項目で相当低額の提案がなされていたため、弁護士基準に引き直して計算した上で交渉することで、約110万円の増額を得ることができました。

保険会社からの提示に納得いかない場合には、弁護士への相談や依頼をぜひご検討ください。特に、後遺障害が認定されているような案件では、後遺傷害慰謝料や逸失利益についてかなり足元を見られがちです。

60代女性2名 約312万円&約449万円獲得

事故状況

路外店舗に進入するため道路を右折待ちしていたところ、後方から追突された。

争点

治療期間・後遺障害・慰謝料

事務所の活動

交渉、被害者請求、仲裁・斡旋の対応

解決のポイント

本件は、被害車両の運転者及び同乗者の方から委任を受けた案件です。
事故から4ヶ月が経とうとするところで、怪我の治療のためまだ通院を続けたい状況でしたが、保険会社が一括対応の終了を打診してきているタイミングでの受任となりました。
保険会社からは「治療期間が通常3ヶ月と考えているところを1ヶ月延長したので、これ以上の一括対応は無理」と言われ、やむを得ず一括対応は打ち切りとなりましたが、主治医の先生も治療の必要性や継続を認めていることから、健康保険に切り替え治療を継続しました。
その後、約7ヶ月の治療を経て症状固定後に後遺障害の申請を行い、お二人とも14級9号の認定に至りました。
なお、本件は後遺障害申請中に相手方側から調停の申立てがあったため、最終的には認定結果を踏まえ調停での合意成立で終了となりましたが、治療期間等について概ね当方の主張が認められる形となりました。

本件は、結果的にではありますが、2名とも後遺障害が認定されたことで、治療期間の主張を担保することとなりました。また、主治医の先生も治療継続の必要性を認めてくださったり、こちらの請求手続きに協力的であったりしたことから、より本人らに有利な結果を導くことができました。仮に、保険会社の一括対応終了に併せ、無理に治療を終了していたら、賠償金は微々たるものになっていた筈です。

このように、一括対応が打ち切られそうな場面でも、治療継続の必要性を感じる時には、決して諦めてはいけません。同様の件でお困りの場合は、ぜひ弁護士への相談をご検討ください。

50代女性家事従事者 約230万円獲得

50代女性会社員230万円獲得14級

■事故状況

トラックが止まっていたので、トラックの後ろから歩道を通る時に、逆走してきた相手方自転車と接触して転倒した。

■争点

休業損害、過失割合、家事従事者

■事務所の活動

交渉

■解決のポイント

本件は、治療の途中で相手方保険会社から治療費が打ち切られ、また休業損害の発生を否定された事案でしたが、業務中の事故であったため、労災保険に切り替えて治療費と休業損害の支払をうけることができました。その後、労災で後遺等級の認定を受けることができたこともあって、症状固定日を治療期間とし、休業損害も認められた内容で示談することができました。治療費の打ち切りを強行されても、労災の補償をうけたり、自賠責保険に被害者請求をするなどして対応することもできますので、是非一度ご相談下さい。

人身損害賠償金約1900万円増額 40代 男性 会社員

40代男性会社員1900万円増額10級

■事故状況

軽い下り坂を自転車で直進中、前方から2tダンプが右折してきて衝突。

■争点

後遺障害等級、過失割合

■事務所の活動

異議申立、鑑定依頼、交渉

■解決のポイント

本件は事故で骨折し、関節に可動域制限まで残ってしまったのに、救急車で搬送された最初の病院で骨折の診断を受けられなかったために後遺障害認定をうけることができなかった事件です。受任後、画像鑑定会社に事故直後に撮影されたMRI画像やCT画像の鑑定を依頼し、事故により骨折が生じたことや、画像から現在の症状が説明できることを記載した意見書を作成してもらって、異議申立を行ったところ、事故によって骨折が生じたものとして、後遺障害が認定されました。その後の交渉では、逸失利益を争われましたが、過失割合について依頼者に最大限有利な交渉をすることで、早期に妥当な解決をすることができました。

60代・女性・主婦・提示額から約1100万円増額

60代女性主婦2000万円獲得11級7号

■事故状況

自宅庭で庭作業をしていたところ、コンビニ駐車場から出ようとした相手方車両が第三者の車両に追突後、ブレーキとアクセルを踏み間違えてさらに加速し、自宅庭まで侵入し約10m跳ね飛ばされた。

■争点

家事従事者、後遺障害等級

■事務所の活動

病院同行、異議申立、訴訟

■解決のポイント

本件は、ご依頼者が11級7号の後遺障害認定がなされた事案です。
ご依頼者は事故前は、ご自身のお母様の介護を行っていたが、事故後これができなくなったという事情がありました。しかし、相手方から提示された賠償額にはその点が全く考慮されておらず、弁護士基準から見ても低い提示額でした。
受任後は、弁護士が適正額を計算し、交渉を行いましたが、相手方にも弁護士が入り「受け入れることができない。」との回答でした。
そのため、訴訟を行い請求をしたところ、裁判所においては当方の請求がほぼ認められた形で和解をすることができました。

本件の特徴は二つあります。
(1)弁護士が入ったことにより獲得金額が大幅に上昇したこと。
(2)裁判の費用も含め弁護士費用は弁護士費用特約で負担されており、ご本人の負担がないこと。
保険会社からの賠償額の提示は、不適切な場合がほとんどです。保険会社から賠償額が提示された場合はこれが適切かどうか弁護士に相談することをオススメします。特に弁護士費用特約にご加入の場合は、費用が掛かりませんので、弁護士に依頼することを強くオススメします。

60代男性会社員 後遺障害等級14級獲得

60代男性会社員230万円獲得14級9号

■事故状況

道路を横断しているときに、右折してきた車と衝突。

■争点

後遺障害等級

■事務所の活動

被害者請求、異議申立、交渉

■解決のポイント

本件は、ご依頼者様の症状が改善されなかったため、後遺障害の申請を行いました。
1回目の申請においては、残念ながら非該当の結果が出てしまったので、異議申立においては、1回目の結果を分析した上で、お医者様に改めて意見を伺い、意見書を作成していただきました。その結果、これが採用され、14級の認定を得ることができました。
1回目の非該当の結果をしっかりと分析できたこと、お医者様の協力が得られたことが後遺障害認定につながった事案といえます。
このように、1回目の後遺障害申請で非該当となった場合でも、異議申立により後遺障害認定を得ることは十分に可能ですので、決して諦める必要はございません。

30代・男性・会社員 裁判基準の約90%にあたる約290万円獲得

30代男性会社員290万円獲得14級9号

■事故状況

渋滞で停止中、4台後ろからトラックが突っ込んで来て、玉突き事故に合った。

■争点

慰謝料、休業損害

■事務所の活動

交渉、被害者請求

■解決のポイント

事故後、半年以上通院されたものの、特に頚部について痛みが残ってしまったため、自賠責に被害者請求し14級9号の後遺障害等級を獲得した。
保険会社との交渉では、休業損害、慰謝料等が争点となった。休業損害については、1日当たりの給与の算定に当たり、事故前3ヵ月の給与を90日ではなく、実際の稼働日数で割るべきと主張し、慰謝料及び逸失利益は裁判基準に依拠した計算を主張した。最終的には裁判基準の約90%での解決となった。

50代男性会社員 裁判基準の約94%で示談

50代男性会社員80万円獲得

■事故状況

本人がバスに乗っていたところ、バスが急ブレーキをかけ、受傷した。

■争点

慰謝料

■事務所の活動

被害者請求、交渉、医師面談の実施

■解決のポイント

受傷から4か月経過したところで、相手保険会社から治療費の支払いを打ち切られてしまったため、その後は、症状固定となるまで健康保険を使用して通院を継続することになった。ご自身で負担した治療費等を回収するために自賠責に対して被害者請求をしたが、その際、事前に主治医と面談を実施し、症状固定までの治療期間が相当である旨の意見書を作成してもらい、被害者請求の添付資料とした。その結果、自費通院分の治療費等を自賠責から回収することができた。

交渉では、通院期間と通院慰謝料が争点となったが、上記の医師の意見書に基づき、症状固定までの治療期間が相当である旨主張し、これを相手保険会社に認めてもらうことができた。また、最終の支払金額としてもこちらの提示の約94%の支払いで示談することができた。

40代・男性・会社役員・人身物損の合計約400万円獲得

40代男性会社役員400万円獲得14級9号

■事故状況

信号のある交差点で、青信号で直進したところ、左側から赤信号を無視した相手方車両に追突された。

■争点

会社役員、逸失利益、物損

■事務所の活動

その他(物損に関しては相手保険会社から損害額確定の調停を申し立てられた。)、交渉、被害者請求

■解決のポイント

【物損について】
受任直前に相手保険会社から損害額の確定を求める調停を申し立てられた。修理業者から車両の損傷状況や修理内容について聴取し、相手方の主張する修理費が低いことを主張立証することで、相手の主張から約20万円増額することができた。

【人身について】
後遺障害の認定について被害者請求し14級9号の等級を獲得することができた。
ご本人が会社役員であることから、「後遺障害逸失利益はない」との反論が予想されたが、相手保険会社との交渉では、特に問題とすることなく、後遺障害逸失利益を認めてもらうことができた。

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