4.意識レベル
高次脳機能障害の立証方法の要件のうちのひとつです。
① 当初の意識障害が6時間以上 または ② 健忘あるいは軽度意識障害1週間以上
特に事故直後の意識レベルについては、はっきり記録がとられていないことがあるため、早めに頭部外傷後の意識障害についての所見の記載を医師に対し依頼することが重要となります。
- 意識レベルの計測について
GCS Glasgow Coma Scale - 開眼(E)
- 最良言語反応(V)
- 最良運動反応(M)
E+V+Mの合計点数で判定。点数が低いほど重症となります。
JCS(Japan Coma Scale:意識レベルを3段階にわけ、さらにそれぞれを3つに細分化していることから、3-3-9度方式といわれる)
- 刺激せず覚醒状態
- 刺激で覚醒状態
- 刺激でも覚醒しない状態
JCSの場合、数字が大きいほど重症となります。