40代男性 異議申立で後遺障害14級9号認定の上賠償金約487万円獲得
2024-12-25
事故状況
信号のある交差点で停車中、後方から追突された。
争点
後遺障害等級、後遺障害逸失利益、休業損害、慰謝料
事務所の活動
被害者請求、異議申立、交渉
解決のポイント
8ヶ月間の治療を経て後遺障害申請を行いましたが、初回の請求は非該当となってしまいました。ご本人の症状は重く、主治医の先生も大変丁寧に後遺障害を作成の上所見を入れてくださっていましたが、審査においてはその内容がほとんど読まれておらず、定型的な決まり文句で排斥されているよう見受けられたため、記載内容を弁護士からも意見としてきちんと強調し、医師面談等を踏まえて対策を講じて異議申立を行った結果、後遺障害等級第14級9号が認定されるに至りました。
交渉時には、主に後遺障害逸失利益が問題となりました。ご本人は過去に負った障害が原因で、事故の前年から事故日までは職業訓練中でしたが、そのような場合は就業の蓋然性があるとして後遺障害逸失利益の存在があり、かつ男性の全年齢平均収入を用いるべきと主張しました。その他の項目についても粘り強く主張した結果、当初の保険会社提示額より100万円程度の増額で示談を行うことができました。
本件は、異議申立を通じてきちんとご本人に後遺障害が認定された点が大きいですが、弁護士において非該当理由をきちんと分析の上、主治医の先生が後遺障害の認定に非常に強力的であった点が大きなポイントでした。交通事故の後遺症で生活に支障を感じている方、申請を行ったものの非該当になってしまったという方は、一度弁護士への相談を検討してみていただくことをお勧めいたします。
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