‘休業損害’ カテゴリーの記事一覧

20代女性 和解斡旋を通じ保険会社の提示から大幅増額

事故状況

信号のある交差点で信号待ちのため停車中に後方から追突された。加害者は依頼者が警察に通報中に逃走した。

争点

治療期間、休業損害、慰謝料

事務所の活動

被害者請求、交渉、仲裁・斡旋

解決のポイント

本件の大きな争点は、治療期間と休業損害でした。
保険会社は治療4ヶ月の時点で強制的に一括対応を打ち切ったため、数ヶ月は自己負担での通院を余儀なくされましたが、ご本人が通勤中の事故だったため労災保険の対応に切り替え、負担を最小限に抑えることができました。
休業損害については事故後しばらく欠勤が続いていましたが、同時に家事にも大きな影響が出ていたため、家事従事者としての休業損害を主張しましたが、労災保険による休業補償給付の受給や、仕事の休業損害の支払いを受けていないにも関わらず、保険会社は休業損害の存在を否定していました。その他慰謝料等も減額を主張されており、保険会社からの提示は既払い金を除けば非常に微々たるものでした。

示談交渉が難航したため、交通事故紛争処理センターへの和解斡旋に移行しました。期日の中では、家事の中でご本人にどのような影響が出ていたかなどを丁寧に主張し、最終的には適切な治療期間が認定され、家事従事者としての休業損害も認定されるに至りました。

本件は、事故から1ヶ月以内で受任した案件でしたが、途中の保険会社からの理不尽な対応に対しても、ご本人の意向を確認の上サポートできたことで、ご本人に有利な主張や対応を続けることができました。治療の途中での保険会社からの対応にお困りの際は、決して一人で悩まず、専門家への相談をご検討ください。

40代男性 異議申立で後遺障害14級9号認定の上賠償金約487万円獲得

事故状況

信号のある交差点で停車中、後方から追突された。

争点

後遺障害等級、後遺障害逸失利益、休業損害、慰謝料

事務所の活動

被害者請求、異議申立、交渉

解決のポイント

8ヶ月間の治療を経て後遺障害申請を行いましたが、初回の請求は非該当となってしまいました。ご本人の症状は重く、主治医の先生も大変丁寧に後遺障害を作成の上所見を入れてくださっていましたが、審査においてはその内容がほとんど読まれておらず、定型的な決まり文句で排斥されているよう見受けられたため、記載内容を弁護士からも意見としてきちんと強調し、医師面談等を踏まえて対策を講じて異議申立を行った結果、後遺障害等級第14級9号が認定されるに至りました。

交渉時には、主に後遺障害逸失利益が問題となりました。ご本人は過去に負った障害が原因で、事故の前年から事故日までは職業訓練中でしたが、そのような場合は就業の蓋然性があるとして後遺障害逸失利益の存在があり、かつ男性の全年齢平均収入を用いるべきと主張しました。その他の項目についても粘り強く主張した結果、当初の保険会社提示額より100万円程度の増額で示談を行うことができました。

本件は、異議申立を通じてきちんとご本人に後遺障害が認定された点が大きいですが、弁護士において非該当理由をきちんと分析の上、主治医の先生が後遺障害の認定に非常に強力的であった点が大きなポイントでした。交通事故の後遺症で生活に支障を感じている方、申請を行ったものの非該当になってしまったという方は、一度弁護士への相談を検討してみていただくことをお勧めいたします。

40代女性 和解斡旋を通じ賠償金約410万円獲得

事故状況

青信号の交差点を進行しようとしたところ、相手方車両が信号無視で進入し衝突。

争点

治療期間、慰謝料、逸失利益、休業損害

事務所の活動

被害者請求、交渉、仲裁・斡旋の対応

解決のポイント

本件は、事故発生後1ヶ月後程での受任となりました。
治療期間中においては、保険会社から一括対応打ち切りの打診が複数回ありましたが、期間を区切った交渉を重ね、最終的に9か月間の一括対応をしてもらえました。主治医の先生が加療の必要性をきちんと伝えて下さった点も大きなポイントです。当事務所で被害者請求を代理で行い、後遺障害等級第14級9号の認定を受けることもできました。
示談交渉においては、主に休業損害が大きな争点となりました。保険会社はパートアルバイトとしての休業損害しか認めず、「休業日数も少ないことから必要性は無い」という判断でしたが、ご本人が自宅での家事全般を担っており、家事労働への支障も出ていることから、家事従事者の休損を主張していきました。
示談交渉では折合いが付かなかったことから、交通事故紛争処理センターへの和解斡旋申立を行いました。その結果、斡旋担当の弁護士からも「14級9号相当の後遺障害が残っているので、家事労働への支障が無かったとは言い難い」という意見をもらい、主婦休損を認定してもらえました。

50代男性 慰謝料裁判基準・休業損害もほぼ満額を獲得

事故状況

高速道路の渋滞で停車中、後方から相手方車両に追突された。

争点

慰謝料、休業損害

事務所の活動

交渉、仲裁・斡旋の対応

解決のポイント

本件は、保険会社からの賠償提示後に相談があり受任したものです。
「保険会社からの提示が自賠基準で納得いかない」との意向でしたので、弁護士基準に引き直しの上保険会社と増額の交渉を行いましたが、保険会社の回答に遅滞が見られたため、強気の姿勢で交通事故紛争処理センターへの斡旋の申立てを行いました。慰謝料及び休業損害の額について対立がありましたが、斡旋を通じ約2ヶ月程度の期間でこちらの主張がほぼ認められました。

慰謝料の減額などの納得が行かない場合、訴訟へと移行すると最低でも半年程度の期間がかかってしまいますが、交通事故紛争処理センターへの和解斡旋申立を利用すると、短期間で同等の成果が得られる場合が多くあります。「保険会社の主張する減額に納得いかない!」という方は、和解斡旋申立でスピード解決が可能である場合もありますので、ぜひ弁護士にご相談ください。

30代女性 賠償金約450万円獲得

事故状況

優先道路を走行中、相手方車両が一時停止を無視して飛び出し衝突。

争点

休業損害、後遺障害等級、慰謝料、逸失利益

事務所の活動

被害者請求、異議申立、交渉

解決のポイント

事故直後から受任し、最終的な解決までサポートさせていただいた案件になります。
ご依頼者様は会社役員でしたが、見た目上休業が無いために「休業補償は出ない」と保険会社に言われてしまっていましたが、兼業主婦であり、怪我によって家事に支障が出てしまっていることから、示談交渉時には主婦休損の請求を行いました。
主婦休損は、示談交渉の段階ではその損害額について大きな争いが生まれやすいポイントですが、本件は、主婦休損も含めたトータルの額について、裁判基準のおよそ91%の金額で示談することができました。後遺障害の申請についても、初回の請求は非該当となってしまいましたが、異議申し立てを行い、ご本人の残存する症状や医学的根拠を示す為、医師面談などを丁寧に行った結果、14級9号が認定されるに至りました。ご本人の診察時においては、主治医の先生は後遺障害の存在に否定的な意見を持っていましたが、弁護士がご本人に代わって主治医の先生と対話し、丁寧な対応を心掛けた結果、協力を得られたことも大きなポイントでした。

30代男性 賠償金約110万円増額

事故状況

信号のある交差点で停車中に追突された。相手方は携帯電話を操作中だった。

争点

逸失利益、慰謝料

事務所の活動

交渉

解決のポイント

事前認定で後遺障害等級第14級9号の認定を受けていたものの、保険会社からの賠償提示が低いと感じ依頼をいただいた案件です。保険会社からの提示内容は、傷害慰謝料後遺障害慰謝料後遺障害逸失利益の3項目で相当低額の提案がなされていたため、弁護士基準に引き直して計算した上で交渉することで、約110万円の増額を得ることができました。

保険会社からの提示に納得いかない場合には、弁護士への相談や依頼をぜひご検討ください。特に、後遺障害が認定されているような案件では、後遺傷害慰謝料や逸失利益についてかなり足元を見られがちです。

60代女性2名 約312万円&約449万円獲得

事故状況

路外店舗に進入するため道路を右折待ちしていたところ、後方から追突された。

争点

治療期間・後遺障害・慰謝料

事務所の活動

交渉、被害者請求、仲裁・斡旋の対応

解決のポイント

本件は、被害車両の運転者及び同乗者の方から委任を受けた案件です。
事故から4ヶ月が経とうとするところで、怪我の治療のためまだ通院を続けたい状況でしたが、保険会社が一括対応の終了を打診してきているタイミングでの受任となりました。
保険会社からは「治療期間が通常3ヶ月と考えているところを1ヶ月延長したので、これ以上の一括対応は無理」と言われ、やむを得ず一括対応は打ち切りとなりましたが、主治医の先生も治療の必要性や継続を認めていることから、健康保険に切り替え治療を継続しました。
その後、約7ヶ月の治療を経て症状固定後に後遺障害の申請を行い、お二人とも14級9号の認定に至りました。
なお、本件は後遺障害申請中に相手方側から調停の申立てがあったため、最終的には認定結果を踏まえ調停での合意成立で終了となりましたが、治療期間等について概ね当方の主張が認められる形となりました。

本件は、結果的にではありますが、2名とも後遺障害が認定されたことで、治療期間の主張を担保することとなりました。また、主治医の先生も治療継続の必要性を認めてくださったり、こちらの請求手続きに協力的であったりしたことから、より本人らに有利な結果を導くことができました。仮に、保険会社の一括対応終了に併せ、無理に治療を終了していたら、賠償金は微々たるものになっていた筈です。

このように、一括対応が打ち切られそうな場面でも、治療継続の必要性を感じる時には、決して諦めてはいけません。同様の件でお困りの場合は、ぜひ弁護士への相談をご検討ください。

50代女性家事従事者 約230万円獲得

50代女性会社員230万円獲得14級

■事故状況

トラックが止まっていたので、トラックの後ろから歩道を通る時に、逆走してきた相手方自転車と接触して転倒した。

■争点

休業損害、過失割合、家事従事者

■事務所の活動

交渉

■解決のポイント

本件は、治療の途中で相手方保険会社から治療費が打ち切られ、また休業損害の発生を否定された事案でしたが、業務中の事故であったため、労災保険に切り替えて治療費と休業損害の支払をうけることができました。その後、労災で後遺等級の認定を受けることができたこともあって、症状固定日を治療期間とし、休業損害も認められた内容で示談することができました。治療費の打ち切りを強行されても、労災の補償をうけたり、自賠責保険に被害者請求をするなどして対応することもできますので、是非一度ご相談下さい。

30代・男性・会社員 裁判基準の約90%にあたる約290万円獲得

30代男性会社員290万円獲得14級9号

■事故状況

渋滞で停止中、4台後ろからトラックが突っ込んで来て、玉突き事故に合った。

■争点

慰謝料、休業損害

■事務所の活動

交渉、被害者請求

■解決のポイント

事故後、半年以上通院されたものの、特に頚部について痛みが残ってしまったため、自賠責に被害者請求し14級9号の後遺障害等級を獲得した。
保険会社との交渉では、休業損害、慰謝料等が争点となった。休業損害については、1日当たりの給与の算定に当たり、事故前3ヵ月の給与を90日ではなく、実際の稼働日数で割るべきと主張し、慰謝料及び逸失利益は裁判基準に依拠した計算を主張した。最終的には裁判基準の約90%での解決となった。

10代男性アルバイト 賠償金計3000万円獲得

10代男性アルバイト3000万円獲得8級

■事故状況

原動機付自転車で丁字路を青信号で直進していたところ、対向車線から右折してきた相手方四輪車と衝突した。

■争点

過失割合、若年者、逸失利益、後遺障害等級、休業損害、その他

■事務所の活動

被害者請求、交渉

■解決のポイント

本件は交渉段階からの受任で後遺障害申請も当事務所で行いましたが、診断書上でご本人の症状がどうして起こっているのかが明らかでなく、その点を明らかにしないと後遺障害等級が認定されない危険性もあったため、医師に追加の意見書をお願いして症状と本人の怪我のつながりを明らかにしてもらい、その甲斐もあってか、当初の予想を上回る等級の後遺障害認定を受けることができました。

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