40代男性 和解斡旋を通じ賠償金合計約457万円獲得
2024-12-25
事故状況
信号のある交差点で、歩行者信号が青色になった横断歩道を横断中に、対向から右折してきた相手方車両にはねられた。
争点
慰謝料、逸失利益
事務所の活動
被害者請求、交渉、仲裁・斡旋
解決のポイント
当初、相手方が任意保険の使用を拒否したため、ご本人の人身傷害保険での一括対応が行われました。
人身傷害保険の加入が無ければ、治療費の立替え等を余儀なくされていた可能性もあり、改めてもしもの備えとして人身傷害保険への加入が重要出ることが分かる事案です。
症状固定後に後遺障害申請も行い、後遺障害等級第14級9号が認定されました。その後、相手方が任意保険の使用に同意したため、保険会社との示談交渉に移りましたが、慰謝料や逸失利益について大幅な減額を主張され、訴外であることを考えてもご本人にとって不利益であったことから、交通事故紛争処理センターへの和解斡旋申立へと移行しました。移行後は、初回の期日のみで当方の主張がほぼ認められ、裁判基準ほぼ満額での和解となりました。本件は被害者が歩行中の事故でしたが、斡旋担当の弁護士が、歩行者という交通弱者への救済をきちんと念頭に置いた判断をしてくれたことも大きな要因でした。
加害者側が任意保険に加入していなかったり、任意保険の使用を拒否したりする場合、大変理不尽ではありますが、損害賠償のために被害者側により大きな負担(立替えなど)が生じる可能性があります。そのような場合、人身傷害保険への加入があると、治療費等の支払いを人身傷害保険が代わりに行ってくれたり、人身傷害保険基準の保険金を受け取ったりすることが可能になるため、ぜひ備えていただきたいところです。同様のケースでお困りの際は、ぜひ弁護士等への相談をご検討いただけますと幸いです。