60代女性2名 約312万円&約449万円獲得
事故状況
路外店舗に進入するため道路を右折待ちしていたところ、後方から追突された。
争点
治療期間・後遺障害・慰謝料
事務所の活動
交渉、被害者請求、仲裁・斡旋の対応
解決のポイント
本件は、被害車両の運転者及び同乗者の方から委任を受けた案件です。
事故から4ヶ月が経とうとするところで、怪我の治療のためまだ通院を続けたい状況でしたが、保険会社が一括対応の終了を打診してきているタイミングでの受任となりました。
保険会社からは「治療期間が通常3ヶ月と考えているところを1ヶ月延長したので、これ以上の一括対応は無理」と言われ、やむを得ず一括対応は打ち切りとなりましたが、主治医の先生も治療の必要性や継続を認めていることから、健康保険に切り替え治療を継続しました。
その後、約7ヶ月の治療を経て症状固定後に後遺障害の申請を行い、お二人とも14級9号の認定に至りました。
なお、本件は後遺障害申請中に相手方側から調停の申立てがあったため、最終的には認定結果を踏まえ調停での合意成立で終了となりましたが、治療期間等について概ね当方の主張が認められる形となりました。
本件は、結果的にではありますが、2名とも後遺障害が認定されたことで、治療期間の主張を担保することとなりました。また、主治医の先生も治療継続の必要性を認めてくださったり、こちらの請求手続きに協力的であったりしたことから、より本人らに有利な結果を導くことができました。仮に、保険会社の一括対応終了に併せ、無理に治療を終了していたら、賠償金は微々たるものになっていた筈です。
このように、一括対応が打ち切られそうな場面でも、治療継続の必要性を感じる時には、決して諦めてはいけません。同様の件でお困りの場合は、ぜひ弁護士への相談をご検討ください。