Q①-1

交通事故の加害者が負い得る法的責任を教えてください。

A:加害者は、刑事上・行政上・民事上の法的責任を負います。

簡潔にポイントをまとめると、(1)~(3)のとおりとなります。

(1)刑事上の責任:懲役や罰金などの刑罰を受けること
(2)行政上の責任:運転免許の取消しや停止など処分を受けること
(3)民事上の責任:不法行為に基づく損害賠償責任を負うこと

このうち(3)については、通常、民法709条に基づく損害賠償責任(一般不法行為責廷)を負うことが考えられます。使用者が事業のために従業員を使用し、従業員が外形上その事業の執行について交通事故を起こした場合は、使用者責任(同法715条)に基づき損害賠償請求をすることが可能です。また、子どもによる自転車事故のように責任無能力者が交通事故を起こした場合には、親権者等に対し監督者責任(同法714条)に基づく損害賠償請求をすることができます。さらに、加害者が複数いる場合や、治療にあたった医師による医療ミスにより症状が悪化した場合等には、かかる複数の侵害行為者に対し、共同不法行為(同法719条)に基づく損害賠償請求をすることもできます。

 
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