Q②-3:加害者が自転車の場合は?

自転車に礫かれて怪我をしました。自動車事故と比べ、自転車事故の加害者は無保険の可能性が高いと思います。加害者から損害賠償金を回収することはできるか不安です。

A:TSマーク(自転車向け保険)の有無を確認しましょう。また、個人賠償保険において、自転車事故についてもオプションとして特約が付されている場合があります。

自転車事故の場合、一般的にTSマーク(自転車向け保険)の有無を確認します。TSマークとは、自転車安全整備士が点検確認した普通自転車に貼付されるものです。このマークには、傷害保険と賠償責任保険被害者見舞金(赤色TSマークのみ)が付帯保険として付いてきます。たとえば、赤色TSマークが貼付されている自転車に搭乗中の人(加害者)が第三者(被害者) に傷害(入院加療15日以上)を負わせ、法律上の損害賠償責任を負担した場合、一律10万円が支払われます。保険で賠償金が支払われる方が加害者としても経済的負担が小さいことから、被害者・加害者双方にとってメリットがあるといえます。

また、加入している個人賠償保険において、自転車事故についてもオプションとして特約が付されていることがありますので、調査をすることは有意義でしょう。

 
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