20代女性 和解斡旋を通じ保険会社の提示から大幅増額
2024-12-25
事故状況
信号のある交差点で信号待ちのため停車中に後方から追突された。加害者は依頼者が警察に通報中に逃走した。
争点
治療期間、休業損害、慰謝料
事務所の活動
被害者請求、交渉、仲裁・斡旋
解決のポイント
本件の大きな争点は、治療期間と休業損害でした。
保険会社は治療4ヶ月の時点で強制的に一括対応を打ち切ったため、数ヶ月は自己負担での通院を余儀なくされましたが、ご本人が通勤中の事故だったため労災保険の対応に切り替え、負担を最小限に抑えることができました。
休業損害については事故後しばらく欠勤が続いていましたが、同時に家事にも大きな影響が出ていたため、家事従事者としての休業損害を主張しましたが、労災保険による休業補償給付の受給や、仕事の休業損害の支払いを受けていないにも関わらず、保険会社は休業損害の存在を否定していました。その他慰謝料等も減額を主張されており、保険会社からの提示は既払い金を除けば非常に微々たるものでした。
示談交渉が難航したため、交通事故紛争処理センターへの和解斡旋に移行しました。期日の中では、家事の中でご本人にどのような影響が出ていたかなどを丁寧に主張し、最終的には適切な治療期間が認定され、家事従事者としての休業損害も認定されるに至りました。
本件は、事故から1ヶ月以内で受任した案件でしたが、途中の保険会社からの理不尽な対応に対しても、ご本人の意向を確認の上サポートできたことで、ご本人に有利な主張や対応を続けることができました。治療の途中での保険会社からの対応にお困りの際は、決して一人で悩まず、専門家への相談をご検討ください。
←前の記事「40代男性 受任から3ヶ月で裁判基準満額獲得」 次の記事「40代男性 和解斡旋を通じ賠償金合計約457万円獲得」→