因果関係の有利な認定

自賠責保険においては、事故と発生した損害(死亡や後遺障害による)との因果関係の認定についても、訴訟による場合と比較して、被害者に有利に取り扱う運用がなされています。

まず、訴訟において、被害者が後遺障害等の損害賠償を求める場合に、当該後遺障害等について既往症(持病等)が原因であるような疑いがあると、被害者の方でこの疑いを払拭して事故による受傷と当該後遺障害等との因果関係を立証しなければ、賠償が認められないことになります。

ところが、自賠責保険では、事故による受傷と当該後遺障害との間の因果関係の存在の判断が困難な場合でも、積算した損害額あるいは保険金額(積算した損害額が保険金額を上回る場合)から5割の減額はするものの、その限度で支払をするとの運用をしています。

したがって、この場合にも、訴訟を提起する前に自賠責保険への請求を行った方が被害者にとって有利になることがあるといえます。

 
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